政治家さんと笑顔
自分が好きな番組の一つ。ワイドナショー。
元々松本人志さんの枠から外れた視点などがとっても好きだし、コメンテーターの方のコメントが目から鱗が落ちる様な物として沢山聞けるのがその理由。
中でも武田鉄矢さんのコメントがとっても好きで、蓮舫さんの二重国籍の話についてのコメントはとっても良かった。
内容としては表情という点において、女優と政治家について比較した後、政治家の姿勢について独自の考えを語った。
政治家に必要なのは夢を語る事である。
と言うのがその内容だ。
これを、聞いて確かにそうだと強く感じた。
なるべく多くの人を幸せにするのが、政治家の本懐だとは思うのだが、その本人がちっとも幸せそうじゃなかったら、その彼らの主張はちょっとばかり暗く、私達の瞳には映らないだろうか?
自分の好きな漫画で「うしおととら」と言う漫画では、人の「陽の力」についての描写が終盤に出て来る。これは作中の「憎しみは何も産みません」と言った、あるキャラクターが言った言葉とも関連しているのだが、自分には「陽の力」がどれだけ人を惹きつけてやまないか、そしてどれだけ大切なのかを作者の藤田和日郎さんが、少年だった自分達に教えてくれてていたようにしか思えない。
確かに議会の制度自体が、数の力で構成されている以上は、相手の弱みに付け込むのは致し方ないのかもしれない。また、憎しみを糧に成長できる人もいるかもしれない。
でも。人を傷つけた行為は、いつか自分にも帰ってくるのだ。人を呪わば、穴二つ。
呪詛と共に相手に傷をつけたら、自分に傷がついたって何も言えないのだ。
勿論、殴られっぱなしだって嫌だし、時には何らかの力も必要だ。だから、反撃だってする。
でも、その根底には「陽の力」があって、お互いを認めあってる部分が少なからずあるはずだ。いや、あって欲しい。だって、みんな幸せになりたいから生きているのだから。
政治家さんだったら、その本懐のごとく日本のみんなが幸せになるために頑張っているのだから。
だから、いい所は認めあって、駄目な所はお互いを指摘して直す。その為には相手を許すだけの強さが必要で、その強さがあれば陽の力が根付くのではないか。
自分はそんな人間でありたい。
政治家の皆さんは笑顔を持って下さい。
今の日本の情勢を考えたら、笑ってられる状況じゃないかもしれないけど。
だこらこそ、笑って頑張って下さい。
それが相手の攻撃の手を緩める一つであり、相手を思いやる第一歩であり、建設的な議論への架け橋になるのではないでしょうか?
理想論かも、しれないけど、理想を語れないようならどうやって人を惹きつけるのでしょうか?
理想を語る時の姿ほど、眩しく見える姿はないと個人的は思うのですが。